About Beer

ビールとは何でしょうか?cimg6637
大麦を発芽させた麦芽(デンプンが酵素(アミラーゼ)で糖化している)を、ビール酵母でアルコール発酵させて作るアルコール飲料。

日本では大手ビール会社が市場を占め、ほとんどがピルスナービール(ラガービール)が主流になっています。しかし、ピルスナーは低温かつ軟水で熟成(下面発酵)させる必要があるため、冷蔵設備がない時代には製造が難しかったものです。現在では大量生産が可能となり、世界的にも主流のビールとなっています。しかし、日本のビールはどれもこれも同じピルスナービールばかりで多様性が無いのも事実です。

さらに、日本では、ビールの定義を酒税法第3条第12号で次のように定めています。(出典:ビール酒造組合)

(イ) 麦芽、ホップ及び水を原料として発酵させたもの。
(アルコール分が20度未満のもの)

(ロ) 麦芽、ホップ、水、及び麦その他の政令で定める物品を原料として発酵させたもの。
(アルコール分が20度未満のもの)
但し、その原料中当該政令で定める物品の重量の合計が麦芽の重量の
十分の五をこえないものに限る。

麦芽を50%以上使用していないものはビールと分類されずに、発泡酒という分類になるのです。そして、第三のビールと呼ばれるものは麦芽を使用せずに他の原料でビール風味をだしたアルコール飲料ということになります。海外では麦芽の他に色々な穀物を入れて醸造されることがありますが、日本における発泡酒のような区分けをしていません。第三のビールはビールよりも安くてビール風味ということで生み出されたものですが、味に深みもなく、後味が悪いものです。日本独自のこの偽物ビール風味飲料はビールへの課税対策、ビール自体の売上減少として誕生したものの、ビール会社と国税制作のいたちごっことなっていることが現状です。もう一度ビールとは何かを考え、本物のビールを飲むことをおすすめします。「安かろう悪かろう」には真の価値は無いのです。

海外では多種多様なビールがあります。
ドイツではピルスナーの他に小麦が原料のヴァイス、アルト、ケルシュ。チェコではピルスナーを生み出し、イギリスのエールは植民地時代にインドへビールを運ぶためにアルコール度を高めたインディア・ペール・エールに発展。アイルランドのギネスに代表されるスタウト、ベルギーの白ビールはベルジャンホワイトとして、各国でも人気。アメリカではピルスナーを醸造する大手から、地域に無数にある地ビールメーカーがインディア・ペール・エールなど様々なこだわりビール醸造しているのです。

ビールはピルスナー(ラガー)だけでなくエールにおいて多様性のある飲み物です。
日本酒のように地域に根を張ったこだわりの醸造所がたくさんあるのです。そんなビールを見つけ、醸造家の想い、こだわり、季節感、イメージを色々と発見することができます。

眺めの良い温泉でひとっ風呂浴びたあと、こだわりの地ビールを飲み干す。そんな場面に最高に合うようなビールを探しています。